ネットワークスペシャリスト2024午後Ⅰ問1-1-2ア

問題

 本文中の[ ア ]に入れる適切な字句を、本文中から選んで答えよ。

 D社は、ゲームソフトウェア開発会社で三つのゲーム(ゲームα、ゲームβ、ゲームγ)をダウンロード販売している。D社のゲームはいずれも利用者の操作するゲーム端末上で動作し、ゲームの進捗データやスコアはゲーム端末内に暗号化して保存される。D社のゲームは世界中に利用者がおり、ゲーム本体及びゲームのシナリオデータ(以下、両方をゲームファイルという)はインターネット経由で配信されている。

 D社が導入しているLBのサーバ振分けアルゴリズムには、ラウンドロビン方式及び最少接続数方式がある。ラウンドロビン方式は、ゲーム端末からの接続を接続ごとに配信サーバに順次振り分ける方式である。最少接続数方式は、ゲーム端末からの接続をその時点での接続数が最も少ない配信サーバに振り分ける方式である。

 D社のゲームファイル配信では、振り分ける先の配信サーバの性能は同じだが、接続ごとに配信するゲームファイルのサイズに大きなばらつきがあり、配信に掛かる時間が変動する。各配信サーバへの同時接続数をなるべく均等にするために、LBの振分けアルゴリズムとして[ ア ]方式を採用している。

2024年度(令和6年度)春期 ネットワークスペシャリスト試験 午後Ⅰより引用・改変

↓↓答え↓↓

答え 最少接続数

・出題ポイントの確認

 各配信サーバへの同時接続数をなるべく均等にするために、LBの振分けアルゴリズムとして適当なアルゴリズムが、「ラウンドロビン方式」か「最少接続数方式」かを問うています。

・ラウンドロビン方式とは

 本文にもある通り、「クライアントからの接続ごとにサーバに順次振り分ける方式」となります。

 例えばホストがA、B、Cの3台あった場合、クライアント1の接続先はA、次のクライアント2の接続先はB、次のクライアント3の接続先はC、その次のクライアント4の接続先はA、といった具合に、順繰りに割り当てていきます。

  • 順番処理: 複数の対象や処理に順番にリソースを割り当てていきます。
  • 均等性: 各対象や処理に公平にリソースが割り当てられるように設計されています。
  • 繰り返し: 順番は循環的に繰り返され、すべてに対象が順番に処理されます。

・最少接続数方式とは

 本文にもある通り、「クライアントからの接続をその時点での接続数が最も少ないサーバに振り分ける方式」となります。

・解の導出

 各配信サーバへの同時接続数をなるべく均等にしたいということです。ラウンドロビン方式を使った場合は、全く接続がない状態から、接続数を増やしていった場合は均等に接続していきますが、都度、ユーザーが取得するファイルのサイズ等がまちまちであるため、各サーバへの接続が完了するタイミングはまちまちとなってきます。するとラウンドロビン方式を続けていくと、同時接続台数に偏りが出てくる可能性があります。

 最少接続数方式であれば、必ず最小接続数となっているサーバへのアクセスが追加されることになるので、ラウンドロビン方式に比べるとサーバへの同時接続数のばらつきを抑えることができます。

 よって、解答は、「最少接続数」となります。

タイトルとURLをコピーしました