ネットワークスペシャリスト2023午後Ⅰ問3-2-1

問題

 本文中の下線①について、5GHz帯を二つに区別したそれぞれの周波数帯を表1中から二つ答えよ。また、三つの周波数帯を同時に利用できることの利点を、デュアルバンドと比較して30字以内で答えよ。

 高速無線LANの導入に関する次の記述を読んで、設問に答えよ。

 A専門学校では新校舎ビルを建設中で、その新校舎ビルのLANシステムのRFPが公示された。

 A専門学校のRFP公示を受けて、システムインテグレータX社のC課長はB主任に提案書の作成を指示した。

〔Wi-Fi6の特長〕

 B主任は始めにWi-Fi6について調査した。Wi-Fiの世代の仕様比較を表1に示す。

(1) 通信の高速化

 Wi-Fi 6では、最大通信速度の理論値が9.6 Gbps に引き上げられている。また、Wi-Fi 6では2.4 GHz帯と5 GHz帯の二つの周波数帯によるデュアルバンドに加え、① 5 GHz帯を二つに区別し、2.4 GHz 帯と合わせて計三つの周波数帯を同時に利用できるAPが多く登場している。

2023年度(令和5年度)春期 ネットワークスペシャリスト試験 午後Ⅰより引用・改変

↓↓答え↓↓

答え
・周波数帯: ①W52/W53、②W56
・利点: より多くの WLAN 端末が安定して通信できる。

解説

 ・「周波数帯」について:

 WiFi 6において3つの周波数帯を使用する場合、2.6 GHz帯に加えてどの周波数帯を使用するか?という問いです。答えは、「①W52/W53、②W56」です。

 WiFi 6においては、使用可能な周波数帯は、2.6GHz帯、5.2GHz帯(W52)、5.3GHz帯(W53)、5.6GHz帯(W56)ですが、三つの周波数帯を同時利用できるルータにおいて同時利用する場合は、①2.6GHz帯、②5.2GHz帯(W52)又は5.3GHz帯(W53)、③5.6GHz帯(W56)の3つを利用します。

・「利点」について:

 デュアルバンドにおいても、トライバンドにおいても、利用できる帯域は2.6GHz帯と5GHz帯の2種類で、2つの周波数帯を利用できるようになったことで、接続可能な機器数が多くなり、通信経路が多重化されて混雑が緩和されています。

 デュアルバンドとトライバンドの違いは、5GHz帯が1本なのか2本なのかの違いとなります。デュアルバンドでは、2.6GHzと5GHz帯の2つの通信経路だったものが、トライバンドでは、2.6GHz帯、5GHz帯(W52/W53)、5GHz帯(W56)の3つの通信経路となっています。これによって、デュアルバンドと比べて、トライバンドではさらに接続可能な機器数が多くなり、通信経路が多重化されて混雑が緩和されています。

 よって解答は、「より多くの WLAN 端末が安定して通信できる。」となります。

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