問題
本文中の[ f ]に入れる適切な字句を答えよ。
高速無線LANの導入に関する次の記述を読んで、設問に答えよ。
A専門学校では新校舎ビルを建設中で、その新校舎ビルのLANシステムのRFPが公示された。
・1教室当たり50人分のノートPCを無線LANに接続し、4K UHDTV 画質(1時間当たり7.2Gバイト)の動画を同時に再生できること。なお、動画コンテンツはA専門学校が保有する計4台のサーバ(学年ごとに2台ずつ)で提供し、A専門学校がサーバの保守を行っている。
A専門学校のRFP公示を受けて、システムインテグレータX社のC課長はB主任に提案書の作成を指示した。
〔LAN システムの構成]
次にB 主任は、新校舎ビルの LAN システムの提案構成を作成した。新校舎ビルの
LAN システム提案構成を図1に示す。

次は、C課長とB主任がレビューを行った際の会話である。
C課長:フロア L2SW と AP との間は 1 Gbps のようですが、ボトルネックになりませんか。
B主任:ノート PC の台数と動画コンテンツの要件に従ってフロア L2SW と AP との間のトラフィック量を試算してみたところ、1 Gbps 以下に収まると判断しました。
C課長:しかし、教室の AP が故障した場合、ノート PC は隣接教室の AP に接続することがありますね。そうなると 1 Gbps は超えるのではないですか。
B主任:確かにその可能性はあります。それではフロア L2SW と AP との間には[ f ]と呼ばれる 2.5GBASE-T か 5GBASE-T を検討してみます。
2023年度(令和5年度)春期 ネットワークスペシャリスト試験 午後Ⅰより引用・改変
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答え マルチギガビットイーサネット
解説
2.5GBASE-Tと5GBASE-Tのような規格を何と呼ぶか?という問いです。答えは、「マルチギガビットイーサネット」です。
2.5GBASE-Tと5GBASE-Tは、既存のLANケーブルを流用しながら、より高速な通信を実現するためのイーサネット規格です。
近年、Wi-Fi 6などの高速無線LAN規格の普及により、無線LANと有線LANの間に速度差が生じるケースが増えてきました。 既存の1ギガビットイーサネット(1GBASE-T)では、高速なWi-Fiの性能を十分に引き出せない場合があり、より高速な有線LANが必要とされていました。 一方で、10ギガビットイーサネット(10GBASE-T)を導入するには、新しいLANケーブル(カテゴリー6A以上)への交換が必要となり、コストがかかるという課題がありました。
2.5GBASE-Tと5GBASE-Tでは、上記の課題を解決するため、既存のカテゴリー5eまたはカテゴリー6のLANケーブルを流用して、それぞれ2.5Gbps、5Gbpsの通信速度を実現します。高速なWi-Fiアクセスポイントとスイッチ間の接続で多用されます。
