ネットワークスペシャリスト2023午後Ⅱ問1-2-1f

問題

 本文中及び表3中の[ f ]に入れる適切な字句を答えよ。

 (BGPにおける)経路制御は、UPDATEメッセージに含まれる BGP パスアトリビュートの一つである LOCAL_PREF を利用して行うとの説明を D 社担当者から受けた。LOCAL_PREF は、iBGP ピアに対して通知する、外部の AS に存在する宛先ネットワークアドレスの優先度を定義する。BGP では、ピアリングで受信した経路情報を BGP テーブルとして構成し、最適経路選択アルゴリズムによって経路情報を一つだけ選択し、ルータのルーティングテーブルに反映する。LOCAL_PREF の場合では、最も[ f ]値をもつ経路情報が選択される。

2023年度(令和5年度)春期 ネットワークスペシャリスト試験 午後Ⅱより引用・改変

↓↓答え↓↓

答え 大きい

解説

 BGP(Border Gateway Protocol)は、インターネットサービスプロバイダ(ISP)や大規模な企業ネットワークなどで利用されるプロトコルで、異なる自律システム(AS)間で経路情報を交換し、最適な経路を決定するために利用されます。

 BGPを行うために、ルータにBGPの機能を使用できるようにします。BGPの機能を有するルータをBGPルータといいます。

 BGPでは最適な経路を導出するために、複数の隣接するルータ(ピア)から経路情報を収集し、BGPテーブルに格納します。収集した経路情報には複数の属性(LOCAL_PREF、AS_PATH、ORIGINなど)が含まれ、これらを用いてBGP内の最適経路選択アルゴリズムにより経路を選択します。

 本文中で言われている「BGP パスアトリビュート」とは、この複数の属性値のことを指しています。

  • LOCAL_PREF(ローカルプリファレンス):
    • LOCAL_PREFは、AS内で優先する経路を決定するために使用される属性値です。
    • 値が大きいほど優先度が高く、同じAS内のiBGPピア(AS内にあるピア)に対して通知されます。
  • 最適な経路の選択:
    • BGPは、LOCAL_PREFの値が最も大きい経路を優先的に選択し、ルーティングテーブルに反映します。
    • これにより、AS内のルーティングポリシーに基づいて、最適な経路を選択できます。

 つまり、LOCAL_PREFはAS内の経路選択における優先度を示す値であり、値が大きいほど優先される、すなわち最も値が大きいものが選択されます。

 よって、解答は「大きい」となります。

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